まずは簡単に自己紹介と移住日記#0をどうぞ。
自己紹介
・中学生から日本各地へ遠征していく
・2021.3 新潟県立高校卒業(18)
・春ヒラマサを狙って九州から北陸の日本海側を制覇
・2021.7 GTを釣る為に南西諸島(徳之島)へ移住
小さな頃の夢を抱け
ジャイアント・トレバリー
それは釣り人にとって一度は憧れる魚、GT。
俺もこの魚を釣りにココに来たんだ。
2021.4
ご存知の方も多いと思うが4月から7月まではヒラスズキと春のヒラマサを狙って対馬、房総、隠岐、佐渡。
主に日本海を中心に2週間滞在ほどのプランで釣行した。
ブログで初めて公開するが実はそんな予定では無かった。
本当は釣りのメッカと言われる小笠原諸島の母島でアルバイトの採用をもらっていて母島に移住する予定であった。
しかし、新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が全国的に発せられ、東京都である小笠原にも大きな影響を与えた。
採用予定であったアルバイトも採用取り消しに…。
この時点で6月。
もちろん、資金的にも底スレスレなので空いている日は単発バイトをしながらの生活である。
トラックの横乗り、家具の配送、草刈り、ワクチン補助、弁当梱包など単発なバイトがあれば職種問わずに働いては遠征へ。
その生活が4〜6月。
諦めきれず母島や父島の求人を探していたがなかなか縁がなく(恐らくほぼ全部の飲食店に電話した)小笠原諸島を諦めることにした。
さて、どうするか。
GTを狙うことには変わり無いので移住計画を南西諸島に切り替えた。
屋久島〜与那国島、その間には無数の島がある。
基本的にはどの島にもGTが生息しているが北へにつれて個体数が少ない。
だが、北につれてサイズが大きいのも確かだ。
「魚影数」「生活面」この二つがベストな島を拠点に置きたく、求人を探した。
そこで出会ったのが徳之島。
奄美大島は3つの求人ともに不採用だったが何かの縁があってすぐに渡航が決定した。
2021.7.18
島に到着してからの出来事は別記事で載せているので省かせてもらう。
2021.8.8
徳之島西部。
台風明けの大潮新月。
この日は波が高く、足場の高い磯へはエントリーできない。
ここは岸からは少し離れ、潮位の低いタイミングでリーフの島が顔を出すポイント。
潮が抜ける水道ということもあり、大潮の時化日は足ヒレをつけて渡らないと流されてしまう。
だが、この日はヒレをつけずに泳いで渡った。
夕方のたった2時間でも結果は出せる。
特にGTは最初の数投が勝負であるから・・・。
200mmのペンシルに飛び出す魚体。
そこから追ってもう一度。
運が悪くフッキングには至らない。
経験上、水柱を上げて出てくるGTはいい試しが無い。
頭を出して一瞬ルアーの周りを回転し、飛び出すGTはほぼフッキングする。
この時点で何故だか、胸騒ぎがしたので今日の釣りは止めよう・・・。
帰ろうとした際にその悪い予感が的中した。
渡ってきた水道がとんでもない流れになっている。
完全に自分の判断ミスであった。
まだ、ギリギリ帰れそうだがあと5分も経てば間違いなく帰れないと頭をよぎった。
ヒレを持って行かなかった自分が全ての原因。
出発地点よりも100mほど流されたがなんとか帰った・・・。
この日はもう釣りをする気力が無かったので車までの数百メートルを歩いている最中、
「ここだけ撃っとけば?」
あまり欲を出さないのだが、この時は、ココだけは、無性に投げたくなった。
2投目。
息を呑む暇もなく、気がつけばフッキングを入れてドラグが出ている。
ファーストランが終わると、ゆっくりとギンバルに竿を立てる。
あとは巻けるタイミングの一瞬を巻くだけ。
頭の中は負けるなんて思いもしなかった。
1mmでも多く寄せることを考えていた。
獲れるイメージしかなかった。
平鯵らしく横になってゆっくりと浮いてくるこの瞬間、
その為に、この島に、来たんだ。
言葉なんていらない、、、
ってこういうことなんだな。
何度抱いてもGTには変わりはない。
小さな頃からの夢であったGT、
テレビでしか見なかったGT、
ついにやった、、、GT。
涙こそ出なかったが本当に嬉しかった。
そしてこの魚がこれから進む新たな第一歩として刻まれた、
そんな気がした瞬間だった。
大吉(おおよし)さん、これからブログでも頻繁に登場するようになる。
紹介はまた今度にする・・・。
使用タックル
ROD:JUMPRIZE BACKUPPER93ⅧFINALBATTLE(プロト)
REEL:TWINPOWER SW14000XG
LINE:YGK オッズポート8号×YGK アブソーバー170LB
LURE:JUMPRIZE LALAPEN200ラトル(プロト
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