今回はこれから始まるホタルイカパターンについての記事です。ホタルイカパターン経験者は春の訪れ、春シーズン開幕、春の風物詩としていますね♪
それと初めてホタルイカパターンに挑戦する方はポイント選択、釣り方は全くイメージを持てないのではないでしょうか?
私も最初は全くわからない状態で地元の方にお世話になりながら釣果を出せるようになった身ですのであまり大きい口は叩けません。でも、そこから6年間開拓しながら釣果に繋げてきましたので得意なパターンでもあります!
今回はそのポイント選択方法や釣り方を「ホタルイカパターン初挑戦〜上級者の方」向けに書いていきますので是非参考にしてみてください!
ホタルイカパターン初心者の方へ
ホタルイカパターンで狙える魚種
ホタルイカパターンとは?
春になると富山湾〜糸魚川にかけてホタルイカが接岸します。この写真のような10cm前後の小さなイカなのですがイーターにとっては大好物なんです!
春はホタルイカが魚のエネルギー源の1つになる為、ルアーで魚が釣れます。
では、どのような魚が釣れるのでしょうか?
シーバス、チヌ、マダイ、メバル、根魚、アジ・・・
他にも魚種は釣れますがメインで釣れるのはこのくらいかなと♪
シーバス・メバルの場合は産卵後の魚、いわゆるアフターの魚が多いのでサイズは選ぶことは難しいです。アフターの魚にとってホタルイカは食べやすいので回復にぴったりなベイトですね♪
一方でマダイ・アジは産卵期ですので大型が釣れることが多いのは間違い無いかと思います。
狙える魚を確認できたところでメインとなる時期や地域を確認していきましょ!具体的にどの地域からホタルイカが接岸するなども紹介していきます。
ホタルイカパターンの時期と地域
初めての方はびっくりするかもしれませんが例年2月後半からホタルイカが接岸してきます。
終わりは6月ほどですがこの時期になると様々なベイトが接岸するので「ホタルイカパターン」とは言えないかもしれません。
3月、4月がメインシーズンかと思いきやフィッシュイーターがよく釣れるのは2月〜3月だったりもします。
というのも、ホタルイカのハイシーズンになると「爆湧き」などと耳にするかと思いますがホタルイカが爆湧きします。足の踏み場もないほどに打ち上がり、海も真っ赤になります。
こんな感じ。
相当釣れるんなだろうなぁ・・・
実はこの爆湧きに合うとなかなか釣れません。
どのパターンも同じですが3割湧きくらいが最も魚が釣れます♪これほど大量発生してしまうとルアーが目立たないので食べる方も騙せないので、無理ないですよね。
そのため、シーズン始めの2月下旬〜3月やシーズン終了の5月あたりが目玉かもしれません!
もちろんシーズン真っ盛りの4月は釣れますが「ホタルイカ捕り」が爆湧きするので釣りどころではありません(笑)
いや、釣りできるでしょ!って思ったそこのアナタ!!
本当にホタルイカ捕り、凄いんだから!!
糸魚川・富山湾ホタルイカパターン
ホタルイカは通常、沖にいるイカですので産卵をするために春に接岸します。富山湾ですね!富山湾は水深1000mを超えると言われているほどの深海です。
ここから接岸するのですからホタルイカは相当な強者です!
だいたいこの辺りです↑
新潟県の西部である糸魚川〜富山県の西部である高岡までが主なホタルイカパターン成立区域と言われています。
厳密には佐渡や石川でホタルイカが捕れたりもしますがパターンとして成立するのは主にこの区間です。
マップで見ると案外狭いと思うかもしれませんが実際に富山へ行ってみるとかなりだだっ広いイメージ。
テトラやサーフがメインですのでひたすら続く感じですね。これはあくまで個人の感想なのですが例年、ホタルイカは大きく分けて二手に分かれています。
ポイント
西部ホタルイカ群(入善組)
東部ホタルイカ群(高岡組)
この二つの組の接岸に応じて決まってくると言っても過言でないかもしれません。
「今年はこっち!!」
そんな予想はできませんが爆発的な大きい群れが接岸するのはこの二つのです。
そこから富山中部へ接岸していく感じですね!
毎年このような動きなのか、中部は大きな群れが発生しにくいのか、まだ不明です・・・。
ただ、どんなポイントが良いのかわからない方へこれから「釣れるポイント選び」を教えちゃいます。
ホタルイカパターンの釣れるポイント選択
釣れるポイント
・サーフ(砂・ゴロタ)
・河口
・テトラ、堤防
ここまでは当たり前ですので釣れるサーフの選び方、釣れる河口の選び方、それぞれを説明します!
では、まずはサーフから。
その前にホタルイカパターンはホタルイカがいないと全くと言って良いほど釣りにくいパターンです!
釣れるサーフの選び方
サーフはホタルイカの青い発光と打ち上がったホタルイカを視覚で確認する方が早いかと思います!
接岸するエリアだとわかっていれば例外ですが遠征など初場所では、自分の目で確認しながら釣りをした方が魚との距離が一気に狭まります。
サーフでの狙い方は「根」「沈みテトラ」を航空写真などで目星をつけていきます!
特に富山は沈みテトラ、人口リーフが多い地域ですので比較的に狙いやすいです。さらに富山は排水が多い地域でもあります!
その中で「温排水」を見つけて釣りをすると良い釣果に繋がります!!(←めっちゃ重要)
ノーマル排水は基本的に田んぼの用水や雪代が混ざるのでホタルイカの時期はベイトが寄りやすい温排水がベターです。
終盤になると稚鮎などがノーマル排水にも集まるのでよかったりもします。
釣れる河口の選び方
河口は水温が低いのでホタルイカが接岸しないような気がしませんか?
実はホタルイカも接岸するんですよ♪
有名河川でいえば富山の1級河川である神通川はホタルイカパターンでも有名です!
個人的には1級河川よりも小規模河川の方が好きで小規模河川の河口は流れが複雑でなく、エントリーもしやすいのでおすすめです。
「砂の河口、ゴロタの河口はどちらが良いのか?」
よく聞かれるのですがどちらでもOKで結局のところ、河口選びもホタルイカの有無で決まることが多いです。
しかし、河口はホタルイカだけでなく稚鮎やアミなどのマイクロベイトも溜まるのでホタルイカルアー1択にしているのはナンセンス!様々なバリエーションのルアーでアプローチすることをおすすめします!
釣れるテトラ・堤防の選び方
「テトラ・堤防自体が魚の住処であるのでどこでも釣れるよ」そんな風に当初言われたことを思い出しました。
実際にホタルイカパターンに通い詰めて、魚を捕っていくうちにどこでも釣れるのは少し違うな・・・と。
確かにホタルイカが寄ればどこでもOKなのですが、普通は「回遊型」「居着き型」で選び方が変わってきます!
堤防やテトラはこの2パターンに分かれる傾向が高いので少し紹介します。
まずは「回遊型」
回遊型の魚を狙うキーワードは「潮通し」です!富山はテトラに立って釣りをしても沖に波消し用のテトラが入っていることが多いので回遊しないエリアが必ず存在します!
もちろん、回遊するエリアも必ず存在します。
例えばこのようなイメージです。
二段階でテトラが重なればその分、潮通しは悪くなるので「黄色の方が潮通しが良い」となりますね!
基本的にはどんな魚でも潮通しが良いに越したことは無いので、常に潮通しが良いエリアを選択していくことが回遊型の魚を獲るコツです♪
続いて「居着き型」について。
居着き個体のキーワードは「地形変化」です!地形変化があれば海藻や根はセットでついてきますのでそのポイントでの変化を釣っていくようなイメージです。
地形変化といっても根が沈んでいる、排水がある、川がある、テトラがある、などなど沢山ありますが全てに魚は着いています!
さらに居着いている魚は単体のホタルイカを待っているので目の前にルアーが通れば反応する傾向が高いです!!
変化があるところには魚が必ず着くので人だらけで撃てない日にこっそりピン撃ちランガンするのもありだと思います♪
特にチヌや赤メバルは沢山釣れますので是非攻略して見てください!
ホタルイカパターンでの釣り方・タックル
シーバス・チヌの釣り方・タックル
チヌやシーバスは同じ傾向があるので釣れるポイントも似ています。
やはりホタルイカ頼みな部分が多いのですがシーバス・チヌの習性を理解してポイント選択すると「回遊型や居着き型」を簡単に獲ることができます!
・シーバスやチヌは淡水を好みます
・波っ気があればヨシ!
・リアクションでもOK
まずは淡水が混じるエリアを狙えば高確率で獲ることができますがプラスアルファが必要です!
→「ストラクチャー」
例えば淡水が混じるエリアでストラクチャー(堤防やテトラ)の際にルアーを通す!
反応しなければ移動して目ぼしいエリアを少し撃っていくだけでOKです!
さらにシーバスやチヌの習性でルアーに反応する傾向が高いのでミノーやシンペンが有効になります!ホタルイカだけでなく、稚鮎などのベイトフィッシュを捕食していることが多いのが理由であったりもします。
さらに細いラインが扱えればさらに釣果と結びつくのがホタルイカパターンです!
その為、ロッドは柔軟かつ寄せるパワーがあるものが必要になります!
ティップで当たりを吸収してバッドパワーで寄せる!さらにアフタースポーンの魚はデカイ群れに当たることも多々あります!
実際に90アップのシーバスを一晩で数本捕った方も知っています♪
おすすめタックル
▶︎▶︎【人気急上昇】ジャンプライズのツーリミットシリーズを徹底解説
▶︎▶︎【2021最新版】6年間追及いした結果からシーバス用最強PEラインに迫る
シーバスやチヌ狙いの際はPEは細め、リーダーは自信のある太さをおすすめします!
というのも富山は沈みテトラなどの水中ストラクチャーが多いので夢サイズを常に想定して釣りをすることが大切です!さらに尺メバルや大型キジハタがヒットすることがありますので♪
ホタルイカ専用ルアー:ズィークイッド
富山ではド定番ですが入門者や遠征で来られる方へこちらのルアーを紹介します!
見た目通り、完全にホタルイカ仕様にしているルアーで全ての魚種がこのルアーで狙えます。もうホタルイカパターンをやっている方の半数以上は持っているかと思います。
アクションは特に無く、シルエットで食わせることに特化したルアーです!!
デメリットは飛距離が出ないので遠距離勝負のエリアではやはりシーバスルアーが活躍しますね♪
もちろんシーバスルアーでも似せて食わられますがホタルイカパターンといえば定番ルアーなので一つは持っておくと良いかと!
メバル・根魚の釣り方・タックル
ホタルイカパターンはメバルがとにかく釣れます!
私はシーバスやチヌが専門なのでメバルなんて・・・そのように思っていたのですが尺メバルと言われる30cmを超えるメバルのパワーは異常です!
メバルを専用に狙っている方はシーバスロッドを使用しているほど、ホタルイカパターンでのメバルはサイズが違います!!
メバルはホタルイカに依存していないケースが多いです。例えばアミやマイクロベイトを捕食している場合が多いのでホタルイカが接岸していなくとも釣れるんですよね♪
連発を狙うなら「シャローエリアの根」を狙うと効率良く魚を抜いていけます。
本当に小さな沈み根でもメバルがついていることが多いので丁寧にサーチしていくことが重要かと!!
デカイサイズに限って小さなバイトが多いのでバイトを弾かずに拾えるタックルが必要です!
メバル・シーバス・チヌをメインに狙うのであればシーバスロッドのライトタックルがおすすめですがアジ・メバルで狙うのであればメバル専用ロッドが良いです。
※アジングロッドはシーバスやチヌ、尺メバルがヒットした際に難しいのでこの時期のメバル狙いではなるべく避けましょう!
基本タックル
ロッド:メバリングロッド(MH・H)、シーバスロッド(L・ML)
リール:2500〜3000番
PE・リーダー:PE0.6〜0.8号・12〜16LB
ルアーに関しては先ほど紹介したAGUA ズィークイッドが有名ですがアミやマイクロベイトを捕食している場合はジグ単やキャロで攻める場合も多々あります!
ホタルイカの時期だからといって決まったルアーに縛られることがないように色々な引き出しを使うと釣果にグッと近づきますよ♪
富山県へのアクセス・宿泊
最後に富山県へのお得なアクセスと宿泊について。
車で来られる場合は寝袋や防寒をきちんと行なうことがホタルイカパターンを快適に過ごすコツです(笑)
富山は海と山の距離が近い為、かなり冷え込みます!!
特にホタルイカパターンやホタルイカ捕りは夜がメインで昼に仮眠を取るかたちになるので体力の消耗も激しいです・・・。
ただ富山には温泉や銭湯が多いので風呂に困ることは無いかと思います!
もし、旅行のついでや空港を使用する場合ですと楽天トラベルやGoToトラベルで格安に、お得にスケジュールを組んでくださいね♪
2ヶ月前の予約が最も安いので早めに予定を立てておきましょう!
富山へ行ったらココ!ちょっと豆知識
富山へ胸を張っておすすめする富山のお店がこちら。
「富山朝日町ローソン」
見てください!このソフトクリーム。
このローソン特製の米粉ソフトでMAX12段で150円という意味不明なコスパです(笑)
※ただ作り手によって小さい場合があります(おばちゃんかバイトの兄ちゃんがデカイ)
Googleマップはこちらに載せておくので是非お気に入り登録してくださいね(笑)
私は富山釣行前のルーティーンで釣れるので真似しないでくださいよ〜♪
まとめ
今回は入門者向けにホタルイカパターンということで紹介させていただきましたが、さらに詳しい内容は別記事でピックアップしていきますのでお見逃しなく!!
では、2月後半から始めるホタルイカパターンへ万全に備えて楽しい釣行にしましょう♪
さらに詳しいポイントや釣り方はこちらの特別公開記事で釣れたことのある実績ポイントなどをまとめていますので合わせてご覧ください!!
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